じじらぎ

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オンジョ鍋

話はおととい・23日にさかのぼる。宿の食堂で酒宴を張ることになった。発端は「こん寒か時、みんな何(な) よ為(し) ちょいやったろかい? なご(長い間) 飲ん方をせんなぁ」という女将のつぶやき。

急きょ「布れ」 を回したら、服喪中の1人を除いて17人が顔をそろえた。来なかった人の悪口を言う会…という爺ぃ提案の会の趣旨がどの程度伝わったのか知らないが、酒を飲めない人たちも顔をだした。

今回は行きがかりがあって、よそから島に来ている人に声をかけた。地の人は島の総代(部落会長、今は「自治会長」 が公式名称) と、牛を出荷しても赤字が増えるだけという状況に陥り、やむなく新婚の奥さんを本土に出稼ぎに出したHさんだけ。これなら島の悪口になっても、蔭口にはならない。

「一重一瓶」の持ち込みが原則。昔から島でやってきた寄り合いの形で、宿の方では場所と火を用意するほかにオンジョ鍋(野外用の大鍋) で炊いたおでんを出した。材料は前もって昼のうちに持ち込まれたものがかなり混じっている。

開会の挨拶も、閉会の辞も、万歳三唱もない。明るいうちから飲みはじめ、遅れてきた人が顔を見せるたびに各自持ち込んだコップ、茶碗、盃に注ぎ足しをして乾杯。「も、寝ろかい」と最後の組の誰かがひと声発して散会になったのは日付が変わって午前1時半を回っていた。

気色ばんだやり取りはあったが、悪口や愚痴の出る暇はなかった。宴が果てて翌日になって、あんなに賑やかで笑い声が絶えない寄り合いは久しぶりだった…という声を聞いた。寒空の下でオンジョ(御尉=老夫) がオンジョ鍋を炊いた甲斐があった。



……長いこと写真掲載をサボった。今度くらいは多少とも愛想のある報告をせねば、と思って写真機の埃をはらってシャッターを切ったが、記録用チップを挿入するのを忘れていた。

寄り合いの写真が見たい向きは女将のブログ(http;//kodakarapaparagi.blog94.fc2.com/ 「民宿ぱぱらぎ in 小宝島」) を御覧のほどを…。
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