じじらぎ

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亡国への道

投票は自分の意思とかかわりのない事情で12日に繰り上げ投票の、さらに繰り上げの投票を口之島ですませてしまった。 

年寄りがウジウジするのはみっともないことだけれども、心残りがある。 
自分は投票を済ませてしまったけれども、きょう投票するはずの娘に言い置きたい。

まず、選挙の争点について。

テレビはもちろん、新聞もきちんと伝えていない争点がある。 …いま日本は、亡国か、国の建て直しか。 どちらの道を行くか迫られている。 


景気、雇用も大事だ。 しかし、その前に国としての日本を滅ぼすかどうかの選択を迫られている。 

国というのはコミュニティを維持していくための方便、抽象概念だから、滅びたところでどうということはない…。 汚い奴らに好いようにされている国など亡くなった方がすっきりする…。 そう思うこともある。


ただ、広い海と深い森のなかで悠久の昔から育まれた生活文化、言語、宗教などが絡み合って紡がれた類例のない文明が人類の歴史から抹消される。 それを思えば、愛惜の念が残る。 



いま、日本は岐路に立っている。 

政治・外交、経済では三等国、四等国に堕ちたとしても、とにもかくにも文化文明の特異性、独自性をまもっていくか…。 覇権国の右翼・米国の属領になるか…。 もうひとつの覇権国・中国の被占領地域になるか…。

まず言っておきたいのは、領土問題で威勢のいいことを言っている政治屋、“政党もどき” は亡国の輩であるということ。 

領土問題には相手がある。 自国の威信や誇りを振りかざしても解決しない。 幕末から西南戦争、さらには先の戦争を振り返っても、サムライの出番はなかったことを思い出してほしい。 

先方にも烈士がいて譲れないとなると、武力衝突しかない。 外国に仲立ちをたのんでも、うまくいったためしはない。 領土問題はつきつめていくと必ず戦争になる。



あんなにも懲りたはずなのに、戦争をやりたければカッコいいポーズをとって男っぷりを見せびらかせばいい。 しかし、日本はそれで終わりになる。

中国と戦争して勝つのだろうか? 

神風が二度は吹かないことは先の戦争で思い知らされた。 今の中国と戦争して、勝てることを請け合う専門家は一人もいないだろう。 万が一勝ったとしても、何の意味がある。
 

この状況を思うと、「チャンコロ」 などと発してはばからない、どこかの都知事などは亡国の徒にほかならない。 精神年齢が12才にも達しないような小児老人に政治を任せると日本は滅ぶ。



日中国交回復のときの交渉で周恩来は、尖閣問題はしばらく棚上げしますか…と提案して、そのようになっていた。 

尖閣諸島を棚上げというのは、日本の実効支配を当座の間、中国側がとやかく言わないということ。 名分をつきつめずに、日本が実利をとることで“手打ち” した。


実効支配を黙認してもらうことになった。 有り難いことである。 今頃になって領有権を言いたて、ことを荒立てる。 これで得をするのはだれだろうか? 


竹島は既成事実の積み重ねで、気がついたら韓国に実効支配されていた。 これに白黒をつけるというなら、武力衝突しかない。 すでに相手はその気になっている。 

戦争をしたくないなら、韓国の実効支配には目をつむり、漁業権など実利は確保拡大する外交の手腕に期待するしかない。 


韓国と日本が戦争すれば、双方とも深い痛手を負う。 それに乗ずる動きがどこから出てくるとも限らない。 



中国と干戈を交えれば、必ず負ける。 先の戦争のときでさえ、本当は負けていた。 兵員だけでなく無辜の市民をたくさん殺したから勝ったのだ…などと勘違いしてはいけない。

都知事のようにカッコいいことばかり言っていると、いずれ日本は「チャンコロ」 に占領される。 その覚悟をしておくべきだ。



実効支配といえば、67年前に負けた戦争いらい、日本列島は米国に実効支配されたままだ。 無人島がいらざる衝突を回避するために、一方の国にひとまず実効支配されるというのとは様相が違う。

北海道から本州、四国、九州、それに連なる諸島はほとんど有人島である。 独立国の体裁をとっているけれども、実質は米国の意思によって動かされている。 …現代の常識に反する有人島の長期実効被支配。 


この実効被支配にはマゾヒスティック(嗜虐的) なところがある。 そこまで相手は望まないのに、先回りして気をつかいヘイコラする。 ヘイコラやマゾは趣味性向の問題でとやかく言うのは野暮かもしれないけれども、国威発揚を唱える人たちまでなぜヘイコラするのか分からない。


日本本土は実効支配のレベルだが、沖縄はそれでは済まない。 戦争に負けて67年間、占領されたまま。 現代史では珍しい記録破りの長期被占領。


この構造のなかでペンタゴンは自衛隊の傭兵化をすすめてきた。 

防衛庁は防衛省になって勢いを得た。 「国防軍」 になると、シビル・コントロールの形式さえもつぶされていくに違いない。 

いつか来た道。 米国民でさえ、良識的な部分は望まない産軍複合体(コングロマリット) の余剰武器蕩尽の組織として完成する道をたどっているように見える。 

このままでは自衛隊がほんものの傭兵、戦争屋、殺し屋になってしまう。




戦争のほかの、もうひとつの争点は原発。 何年先に廃炉にするか…というような呑気な問題ではない。 即時廃炉が大前提。 殺人、詐欺・窃盗、さらには国土を廃墟にする破壊行動を、急にやめるのは面倒だからあと何年か認めてくれ…というような主張を通してはいけない。


反原発・脱原発は長い間イデオロギーとみなされ、少数意見として黙殺されてきた。 しかし、3・11は、原発が選択可能なイデオロギーの問題ではなく、あくどい犯罪・陰謀であったことを白日にさらした。


この期に及んで即時廃炉にともなう経済へのあおりを言うものは亡国の徒、人殺しであろう。 


54個の原発のうち2個しか稼働しないのに電力の供給は破たんしなかった。 夜のネオンもこうこうと輝いている。   

国民を殺し、子孫を滅ぼし、故郷を廃墟にしてまで守るべき経済などあり得ない。 原発を稼働しなければ百万単位の国民が餓死するというわけでもない。 これ以上、クドクト説明する必要はないだろう。



みんなが忘れかけている最後の課題は3.11の後始末と復興。 およそ1万6千人の国民がなくなり、今なお2千数百人が行方不明のまま。 

国家が国民の命と財産を守らないという現実を容認していいのかどうか…という問題が残されている。 北朝鮮による拉致問題も大事だけれども、3.11を忘れてはいけない。 



……しかし、まぁ、こんな風に考えて清き一票を投じても、確実に死に票になる。 残念だが、それが今の日本の政治状況。 

いずれ日本国は滅びる。 

ただ、今から生まれる子や孫たちに聞かれたとき、仮装民主主義国の虚妄のシステムのなかで、あえて死に票を投じて、国家破滅に加担しなかったことを申し開きしたいではないか。  

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