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レントゲン船

うかうかしているうちに5月も半ば。 

村営フェリー「としま」(1390トン) は0845時に接岸した。 いつもより早い時間。 前日に悪石島に碇泊した住民健診特別便である。

年に一度の臨時便。 島々では「レントゲン船」 と呼んでいる。 



この船は鹿児島出港から帰港まで足かけ4日、往路は2日かけて七つの島で錨をおろし、1~2時間かけて住民一斉健診をする。 小宝島以外の島では大型バスのレントゲン車を船倉から岸壁に降ろすはずである。


小宝島は平島と並んで碇泊時間は短く1時間20分。 人口の多い口之島、中之島よりも1時間ほど少ない。

普段は各島10分そこそこの接岸時間だから、七島のすべてに上陸できるこの便には、トカラ列島を踏破したいという人たちが乗っている。


2009年、皆既日食の年のレントゲン船は、上階レストランのテーブルを取り払って床にゴロ寝させるほどのラッシュだった。

このときは地球物理学のK博士も英国の学者を伴って乗り込んでいた。 聞いてみたらゴロ寝組という。 

VIPを自ら申告するようなお人柄ではない。 十島村も豪気なことをした。  


皆既日食を「千載一遇の好機」 としてトカラの知名度をあげる…という人たちは、日食をカサにきて無理無法を押しとおした。 しかし、注目されたのはこの年だけのことだった。 

トカラの知名度は一時的にあがっても、トカラの島々が良いところ…という評判にはつながらなかった。 それどころか、この年をきっかけにトカラから心が離れた人たちがいた。

この時の逆宣伝効果を七島および十島村は今なお清算していない。 それどころか、自覚さえしていない気配。




おかげさまでレントゲン船の臨時客の数はかなり落ち着いてきた。 


うち4人とは偶然、接触があった。 それぞれに感じの良い人たちだった。

人が多く、賑やかであればいい…というわけでは必ずしもない。

 
以下は私的な備忘録。


宿はしばらくお休み。 オカミが12日日曜日の上り便で鹿児島に行ってしまった。 


体調不良で、厄介な症状のように思われたので鹿児島での精密検査を前々からすすめていた。 そんな時に限って断りにくい予約が重なって今頃になった。 手遅れでなければいいが…。


鹿児島からの電話では、もう一度キチンと診てもらわないといけないという。 とにかく、今すぐ命にかかわるというわけではないようだ。




そろそろ命をあきらめた方がいい…というところまで来ていながら、おめおめ頑張っている者が約2名。 

2名連れだって岸壁に行った。 レントゲン船には獣医さんも乗っていて狂犬病の予防注射を打つ。 サン婆にも声がかかっていた。

婆は足腰が弱って、引きずらないと前に進めないような体。 人間の爺といっしょでないと自力での徘徊はしない。 狂犬病など、及びもつかぬ。 


新顔の獣医さんに19歳3カ月という年齢を申告すると、即座に注射無用の断が下された。 注射をうって安楽死させてください…と懇願したのに取り合ってくれない。


爺の方も「狂人病」 の予防注射はしてもらえなかった。 

胃の透視も免除。 胃は11年前に切り捨てた。
 

むかし日に80本を煙にしていた喫煙歴を正直に申告したら喀痰検査をしたい、と言う。 そう言われても痰が出ない。 出ないものは出ないのだ…といって逃げた。

骨粗鬆の検査は逃げ切れなかった。 

これは去年やってもらって、骨密度がかなり高いという結果だった。 

私の場合は骨がスカスカになるよりも、もっと深刻な石灰化する症状を抱えている。 これが骨密度の検査ではどう出るのか、そんな興味もあって今度結果が出たら聞いてみようかと思う。


そのほかレントゲン船でやってもらったのは胸の透視。 サン婆に比べて手間がかかった。 



もうひとつレントゲン船で思わぬ手間がかかったのは、70歳代後半に見える人からの埠頭でのあいさつ。 このごろトンと更新されなくなったオカミと私のブログを見ているという。

聞いてみたら、東京・大森の人。 8年前になくなった義兄の人となりから、ここらあたりに住まう人たちの律儀さ、キップのよさは承知している。 いずれ再開の機会に恵まれたら有り難い。














 
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