じじらぎ

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帰還……サンのいない島

P1010945 (1024x768)  予定を切り上げて17日水曜日の船に乗る。 法事を営むわけではないけれども、この便なら19歳で命を終えた雑犬・サン(珊) の初七日に間に合う。

0548時口之島を出て振り返ると、島影からお日さまが顔をのぞかせた。 柔らかい光で海と空を包んだのはつかの間のこと。 数秒後には灼熱の夏の太陽になった。  


P1020007 (1024x749)   1055時、小宝島の寝姿が見えるところまで着く。 足元にうっすらと見える島影は悪石、その先が諏訪之瀬。 



P1020018.jpg   居間の日めくりはサンがなくなった12日のままになっていた。 日めくりをそのままにおいてもキッチリと時は刻まれ、1週間が過ぎていた。


P1020036 (1024x768)   サンの墓所。 亡骸(なきがら) は裏の菜園の一角に葬られていた。 ここらは島の人から借りている地所である。 埋葬を許してもらっただけでなく穴まで掘ってもらったという。 珊瑚礁を掘り砕いて穴をうがつ作業はなまなかの仕事ではない。 珊は珊瑚と石灰岩を掘り分けたところに納まった。


石で囲んだなかに、真ん中に抑えの石が一つ。 この形は、30余年前に平島の子供が事故でなくなったときに偶然立ち会った土葬の形と同じである。


女将に、誰に教わったのか聞くと妙な顔をする。 島の人が石をたくさん拾ってきてっくれたので、並べて置いたら自然にこんな形になったという。


忘れられていたトカラの土葬の葬制が小宝島の一角で図らずも再現されることになった。 真ん中の石はここでは「抑え」 の役割よりも、女将が掘り起こすのを禁じる「封」 のような不思議な存在感があった。
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COMMENT
jijiさんへ!!
いつもながらおみごとな光景のアップ綺麗ですねー。!愛していた老犬が彼岸に行かれさぞ淋しい事とお察しいたします。
日はまた昇る
老犬が命を絶った。
爺さんと女将さんの痛みを思います。
上手く言えませんが、沖縄の方言で「肝苦(チムグ)りさ・・・」と言うのを聞いた覚えがあります。
心が痛む・・・と言う、 合掌
お悔やみじゃ縁起が悪いですね、なんと言ってよいやら。ペットロスと申して精神的苦痛は余りある物があるとか聞いてます、時間が癒してくれるのを待つしか…。
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