じじらぎ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

青葉の笛

4月30日午後、島の西側の畑でミヤ婆さん(仮名) が「青葉の笛を聴いた」 という。十数年ぶりのことらしい。

12世紀の末から存分の時を経たのに、島では平家の公達が笛をかなでる。それを聴くことのできる人が島にはいる。

ミヤ婆さんがその時にどんな言葉を預かったのか聞いてみたいと思った。 それが、まだそのまま。あと一つ腰を上げる元気がない。

この人について以前、「古老」 と書いたことがある。実はそんなに年をとってはいない。働き手としても現役で、かっ達自在の常識人。

古老と呼びたくなるのは、普段にさりげなく発する言葉に味わいがあるせいだろう。自然のなかで体を動かして懸命に生きてきた人の言葉は胸に響く。

そんな人に神々から預かってきた言葉を聞く…。考えてみると、これは“いみじき”振る舞いである。気力、体力はもちろん、それなりの徳も備わっていなければいけないのではないか。

若いころはなにも考えず思い立つままに押しかけた。 それを妙に尻ごみするのは“島酔い”の症状なのか、ただ年を取っただけのことなのか?

……端午の節句、午前4時の気温は23度、湿度59%、外は暗闇ながら曇りの気配。

座敷の片隅に寝ている老犬サンが悲しそうな唸り声をあげて寝言を言っている。 なにかつらい夢を見ているらしい。
関連記事
COMMENT
COMMENT FORM
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS 管理者にだけ表示
TRACKBACK
TB URL : http://jijiragi.blog105.fc2.com/tb.php/185-9322b8e4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。