じじらぎ

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青い月

∇…049 

夜更かししたのに起きるのはやはり早かった。歳はとりたくないものだが、とってしまったものは仕方がない。目が覚めたら起きるしかない。

ベランダの方を見たら、少しおしめりがあったらしい。午前3時半ごろには空がすっかり抜け、無風。 月も星も見える。

十五夜は過ぎたのに月はまん丸。なぜか、はばかる気配もなく丸い。人が見ていても見てなくても律儀に丸い。

電子情報網で調べてみると、月の満ち欠けと月齢は連動はしても、完全に一致するわけでもないという。満月の月齢には幅があって13.8から15.8まで。

11日の月齢は15.62というから満月のうち。十六夜(いざよい) を過ぎて、なお月を丸く見て、それで間違いということではなかった。 

丸いものは、やはり丸い。丸いものを丸く見て何が悪い…。人に誹られたわけでもないのに、妙に突っ張ってもう一度月を見上げ、蚊に食われた二の腕を掻きながら部屋に戻った。
 
月の写真はなぜか青く写っていた。15年前に中東に初めて降り立ったとき、ベイルートの空港で見た月と同じ。

脈絡はないが、次に思いだすのはガザの子どもたちの顔。ぬかるみだらけの広場で、好奇心に眼を輝かせ、次々に握手を求めてきた。日本への素朴な好意を捨てきれない人びとが、まだいた。

この子らが親きょうだいと身を寄せ合っている狭い区域に、何度も何度も爆弾が落とされた。ここだけではない。イラクでも砲弾、爆弾が降りそそいだ。

どこに身をおいても、どんな月を見ていても、このことを思ってしまう。バカの一つ覚えのような、死にそこない爺ぃのこだわり。

テレビはきょうも新型インフレエンザのニュースを繰り返すだろう。少々の変化があってもなくても同じような没論理の絵と声の繰り返し、蒸し返し。狼少年のお遊びの方がまだタチがいいのかもしれない。






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