じじらぎ

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∇…113    この先危険 !! 進入禁止…。 この手の看板が島のあちこちに立てられた。死にそこないの爺ぃがプカプカ浮いて遊んでいた湯泊♨の入り江も「遊泳禁止」 になった。
ありがたいことにパパラギの庭の入り口にはロープが張られなかった。 

おかげさまで、今までと一緒。誰でも立ち入り自由。立ち入らないのも自由。


もしロープを張るとすれば、どんな標識になるんだろう。「近畿日本ツーリスト日蝕ツアー外 不穏施設」、 あるいは「一斉清掃したけど、汚い施設」。


後者の「……汚い施設」 は注釈が必要かもしれない。

パパラギの庭と、前を通る湯泊♨への小路は膝の悪い女将と腰の故障が進行中の爺ぃが思いついたときに手入れしている。行き届かない。

しかし、それなりの工夫はある。枯れ草や道に落ちてくるアダンの枯れ葉は出来るだけ一カ所に集め、その上を覆ったヤブガラシの蔓はそのままにしておく。

ビンボウカズラとも呼ばれて嫌われているヤブガラシが、ヤブカクシとして働いてくれる。花だって、よく見るときれいである。


あと、ハブが潜んでいるのが見えないとまずいので、道の両端は見通しがきくように払っておく。それだけ。 

庭も雑草で面白いものは残してある。カラムシ、ヨモギ、それに本来は木のクサギなど、自己主張の強すぎるものは遠慮してもらうだけのことで、枯れ山水や名園の趣とはほど遠い、天然自然の雑草園。



皆既日蝕を控えて、島の一斉清掃があった。無報酬かと思ったら手当てが出たり出なかったりする。清掃の方針、範囲などもはっきりしない。

あとで自治会長にきいたら、やり過ぎと思うくらい徹底してやれ…と指示したとか。 パパラギの前の小路はそのままにしておいて…と頼んでおいたのが前線部隊に伝わらなかったらしい。周辺の藪はビーバーの届く距離で見事に掃討されていた。

藪の中で挿し木したハイビスカス、生け垣代わりに植えたレモングラスの類も情けない格好になった。ヤブ隠しの使命を帯びて頑張っていたヤブガラシも刈り込まれ、枯れ葉枯れ枝がむき出し。

これを片付けるのは意味がない。見栄えは悪いが塵芥が散乱しているのとも違う。自然に抵抗して完璧に除去するとなると際限がない。

汚いまま放っておいて、ヤブガラシの蔓がまた延びてくる日を待つしかない。あきらめて部屋に戻ると外を通る人の声がした。「汚い」 と聞こえた。

そう。汚いんです。 しかし、ついさっきまではそんなに見苦しくなかった。

立たない腰を立てて後を追っかけ、一律一斉清掃の前はまだ見られたんですよ…と弁明したいところだが、これも馬鹿々々しい。



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COMMENT
キンタローさん、賛(コメント) 有り難うございます。おっしゃるとおり。賑やかになりすぎると山も海も、何もかも荒れる。

自然と向き合うとき、美しいものを讃えるときに徒党を組んではいけない…。団体、集団、画一的な思考は諸悪の根源です。

何だか悲しいですね・・・
日食で賑やかになってるんだろうと想像はしていたんですが、
賑やかと言うより、酷い状況になってしまっていたんですね。
ツアー客しか受け入れない、個人客を締め出すというやり方は、あんまりです。
私は、一応バックパッカーのようなものなので、
ツアー客が大挙して押し寄せるようなところには近づきません。
素朴で美しい自然も、ツアー客によって台無しになるからです。
どうして逆にツアーを断り、個人客のみを受け入れる決断をしなかったのか。
何だか悲しいですね。
ツアーを受け入れるなとは言いませんが、
滞在している人を追い出してまで徹底するのは滅茶苦茶ですよね。
じじさん、そしてパパラギさん、頑張ってください。
今の捻じ曲がったトカラの中で、本来のトカラであり続ける姿勢が素敵です。
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