じじらぎ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

∇…014     一日、風と波の音を聞いて過ごす。空は晴れて来て、いっとき風もおさまったように思ったが、波の音は尋常でない。

夕方になってサンばばと散歩に出た。分校と診療所の間の小路を海に向かい、家の下(えのした)の珊瑚礁原に行く。 小島のわきの中の門(なかのもん=向かって左側の鷲のように見える岩) と沖の門(おきのもん) の間の浅瀬を波が洗っていた。



∇…042    いつものところ湯泊♨も御覧の通り。そこそこに宿に引き返して、階下25枚、2階部分9枚の雨戸を閉めなおした。婆と爺は閉門蟄居。婆に水を飲ませ、爺は焼酎を飲む。 夜が長い。

雨戸を女将は「防風戸」(ぼうふうど) と呼ぶ。この言い方が「抜港」 の場合のようにトカラ語として定着し、域内で通用しているか未確認だが、言いえて妙。

島に雨を防ぐという発想は希薄である。雨は屋根を破って少々漏れて来ても、その時限りのこと。天から水が降ってくることは有り難い恵み。防がないといけないのは雨より風である。

きょうのような風は始末に困る。風を気体と思うと間違いで、実体は霧状の海の水。硝子戸は見る見るうちに磨りガラスのようにくもる。樹木も野菜も花も、風のあったった側が無残にしおれる。

防風戸を閉めなおした後、裏の畑に回ってトマト、オクラ、ピーマン、ニガウリを収穫した。潮風にやられる前に摘めるだけ摘んで冷蔵庫、冷凍庫に放り込む。 籠城の構えも、これで一段落。
関連記事
COMMENT
COMMENT FORM
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS 管理者にだけ表示
TRACKBACK
TB URL : http://jijiragi.blog105.fc2.com/tb.php/276-30f272c4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。