じじらぎ

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世襲議員

∇…057

投票の義務(?) を果たせない“非国民” の分際が、また選挙と政治の話をしたくなった。

テレビを見ていたら、小泉純一郎元首相のせがれというのが、世襲制への風当たりを克服したい…などと気色ばんでいた。

別に額に青筋をたて、語気を荒げてみせるようなことではない。2世、3世(彼の場合はなんと4世になるけれども) への“逆風” などというのは、本当は屁でもないことをご当人は承知のはず。

だからこそ、何も考えてこなかったようなペラリとした顔のまま立候補できる。父親の加勢はもらっていない…などという話も底の割れた演出のにおいがする。

だれが何と言おうと、地盤・看板・カバンを相続税も払わずにただで引き継いだ候補者の方が有利なことに変わりはない。
あまり取りざたされないけれども、相続税がかからない遺産がまだある。選挙民は、どうしようもないアホで、うまくやればだまし放題だ…という確信と悪知恵。加えて、票集めの手練手管に通じた取り巻きもついてくる。


身内が政治家であった者には、政治家を職業として選ぶ自由を認めないのか…と言う世襲議員がいた。

なるほど。 世襲の良いところは親が仕事をしている姿を見て、職業技術を自然に身につけられる環境がある点かもしれない。政治家の場合は、親の口真似で屁理屈をこねるのも上手になるのだろう。

しかし、ここで職業選択の自由をうんぬんするのは問題の所在をすりかえる詭弁であろう。


ほかの人は知らない。少なくとも爺ぃには、世襲の法的な規制にまで踏み込むつもりはない。いずれ、政治もうま味だけの商売ではなくなってくる。

基本は、勝手におやんなさい、ということ。ただ、選挙民には、世襲議員に1票を投じてきたことで世の中は少しもでも良くなりましたか…と、問いかけたい。

政党がそれぞれ、イメージを良くする意図で自主規制の努力をし、それを喧伝するのも勝手。それよりも政治家の子弟は政治家に向かない者が多いという実態を世に知らしめた方がいい。


2世議員にも、まともな人がいるかもしれない。が、柳の下にいつもドジョウがいるとは限らない。そもそも初代・1世の仕事ぶりにたいしても正当な評価がなされているのかどうか。

1世議員を支持し、2世3世をかつぎ出そうとする人たちが、国民全体の幸せを考えたうえでそうしているかと思うと、必ずしもそうではない。ありていに言えば利益誘導でつながってきた。

ずるずる、そんなことをやってきたからこそ、今の日本がある。説明の要はないけれども、念のため。「おかげさまで今日の日本の繁栄があります」 というのとは逆の意味。

だまし舟のような話である。日本は世界第一等の先進国かと思っていたら、気が付いたら三等国、四等国に落ちぶれていた。


話を分かりやすくするために、初代はそれなりの働きをしたそこそこの政治家という仮定をして、ものを考えてみよう。

官僚出身の政治家もいて一概に言えないことながら、昔の政治家には立志伝中の人、あるいは出世頭というタイプがいた。泥をかぶり汗と涙にまみれて底辺でしたたかに生きて来て、弱い者、しいたげられた者の暮らしぶりにも通じている…というイメージ。

この辺のところが2世、3世議員はどうしてもおろそかになる。昔は“井戸塀” しか残さない政治家もいたらしいが、今どきの政治家に貧乏人はいない。子弟はみんな金持ちのボンボン、お嬢さん。 

ボンボンは貧乏の実感も貧乏人への共感も持ちにくい。政治家がエリートであっても構うことはないが、国民の大多数が貧乏人なのにその代弁者がことごとく分限者の子弟というのは、やはりまずい。

職人などは世襲でも良い仕事をする。常識を欠いた変人奇人でも、腕が確かなら相応の支持が得られる。

しかし、弱い者、しいたげられた者に手をさしのべる立場の政治家と医者は別。これらの仕事は人の気持ちが分からない横着者にはつとまらない。世襲ばかりになると世の中は確実に暮らしにくくなる。


貧乏人だって生きる場所がほしい。代弁者を国会の場に送りたい。それに、たまには志をもった職業人のツラを見たいとも思う。“七光り” におぶさった半端な政治屋はもうたくさん。

ついでに、偏見を百も承知で個人の感情を言えば、エリートと金持ちは嫌いである。理由はない。貧乏人の僻み根性もあって、一緒にいると落ち着かない。



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