じじらぎ

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ダッチロール

∇…吉田町商工会   話は元日にさかのぼる。鹿児島市の北の端の山あいの地区で年を越した。 ここらは小宝島といっしょ。人は住むけれども、店が1軒もない。

店も町工場もないところに吉田町商工会という建物がある。なかに何者かがいる気配を感じることはあるが、それが人か狐狸の類かをたしかめたことはない。正月なのに門松はもちろんしめ飾りもない。

目の前の道路は山を越えて郡山、蒲生方面につながる。右手の高架橋は九州自動車道。車は音もなく通り過ぎるだけで、ここらには降り口も入り口もない。


∇…003元日鹿児島空港    静かなところで穏やかな元日の日が暮れる…と思っていたら大変な間違いだった。ひさしく会うことがなかった長い闘病の人の容態が急変したという。

詳しい様子はわからない。着の身着のままで東京に飛ぶ便に乗った。 鹿児島空港から望む霧島連山は韓国岳(からくにだけ) だけが冠雪していた。


∇…084シケ       いささか強引だったかもしれない。予定を変えないまま4日深夜発の船に乗った。なぎ男の面目まるつぶれ。存分に罰を受けたが、夜が明けて船が南に下るにつれ、時化はいくらかおさまってきた。

のべつ荒れてばかりでは海もくたびれるのかも?  時化のなかで船を動かした人たち、島々で接岸作業に出た人たち、船に乗っていた人たちとサン太郎、それと、よんどころのない事情で荒れざるを得なかった海の神さま…みなさん、ご苦労さん!

∇…006中央線八王子駅       日没時に東京へ向かう飛行機に乗ると夜の帳が降りるのが速い。みるみる暗くなった。夜間飛行で羽田に着き、そこからリムジンバスに乗る。中央線八王子駅でバスを降り、タクシーを探す。空には満月が浮かんでいた。
     
∇…034マムシ坂      病人はきょうあすが山という。  しかし、はたの者がジタバタしても何の役にもたたない。あとの日程がある4日朝まで待機することにした。

寄留先は八王子から山を越えて横浜に織物を運んだ“絹の道”の近く。マムシがでるというが、こんなに寒いのでは毒蝮も土のなかで縮こまっているに違いない。

      
∇…056桜島      4日午前10時半羽田発の便に乗った。雲を抜けると広く明るい空があり、富士が冠雪しているのがくっきりみえる。写真は鹿児島に近づいて桜島がみえてきた頃合い。左上隅で煙を吐いているのがそれ。


∇…058桜島      地上に降りて鹿児島港に車で向かう。桜島はつい数秒前まで山肌の陰影がくっきりみえていた。

去年たてた計画通り4日深夜発の「フェリーとしま」に乗った。錦江湾を出る間際から船は揺れだした。船は船首を上下にゆすりながら休まず急がず海をゆく。小宝島には予定より1時間遅れて5日午後1時半に着いた。たった1カ月の不在なのに何もかも懐かしい。

6日朝、剃刀負けと思っていた口元の異状が気になって島の診療所に行った。口唇ヘルペスらしい。そんなけったいなものと付き合った経験はないが、時間がたてば治る性質のものらしい。軟膏をもらって安堵した。
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