じじらぎ

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自給自足

∇…018


アダンさんのコメントを受けて、前回の補足をする。

おっしゃるとおり栄養士さんは確かに仕事をしている。ただ、私の場合は横になって時が過ぎるの静かに待つという病人の心掛けが守れなかった。病院の車いすを無断借用し、別棟の病棟まで遠征、巡回査察した。栄養士さんが想定しない代謝があった。 

だから、ちょっと物足りないと思ったのは自分の責任。この問題、もうひとつ我儘を通すことで解決した。早めの退院を請願し、焼酎を基礎摂取量(?)に加える元の生活に戻った。ただ、病院の食事体験を胸に刻んで、食糧確保にあたっては無駄を省くよう心がけるようになった。

さて「メタボ」問題…。島の暮らしに肥満軽減の効果があることは期待していいのかもしれない。若いころ船で南太平洋に行ったことがあるが、このときの船上での食生活を思いだす。食いたいだけ食った。それでも太らない。

船の生活は、揺れに対抗するために絶えず全身の筋肉を使う。退屈しのぎに当時の「船員法」をめくってみたら、乗員には1日4000㌔カロリー以上の食事を提供せねばならぬ…と書いてあった記憶がある。法律が大食を保障している。

その船では凪の日も嵐の日も食事は日に4回。航行中の船は夜一斉に就寝ということをしないから、24時間を4つに分けて、食事も6時間ごとに供された。時化の日は船酔いで寝込んでいる人の分にまで手を出した。それでも太らない。

「小宝丸」は洋上に浮いている趣ながら、ほとんど揺れない。それなのに、うっかり食い過ぎ、飲み過ぎしたと思っても体重にただちに反映することはない。 

眼の先まで迫る海と上空を覆う大気は絶えず揺れる。これに抗して島は懸命に踏ん張っている。乗員乗客も知らず知らずのうちに島の踏ん張りを手伝っていて、それに伴う熱量の消費があるのか? あるいは潮風にメタボに効く未知の成分が含まれているのか? 

「自給自足」は夢の夢。しかし、目標をはるか遠くに望みながら、せめて今できることないか考えるだけでも楽しい。 現実にはコメも買う。お金さえあれば、全国各地の特上米を選り取り見取り。しかし、わざわざ「××産コシヒカリ」より高い値段で、お隣の宝島の米を特注する人がいる。

もちろん懐にゆとりがあるわけではない。「おいしいんだよ」という。手近なところで見知った人が手塩にかけてつくったと思えば、それだけで味が違ってくるということか。自給自足は共鳴支援することさえも一種の贅沢かもしれない。

島では、なにもかも成長が早い。定宿の女将はパパイアの苗を植えたから、来年はこの実を漬物にして奄美の名物料理「鶏飯」(けいはん)が作れるという。あとシイタケの菌とヒヨコが自給できていない。これの調達をどうするかについては聞いていない。


【写真は分校の隅に生えていたキノコ。うまそうにも見えるが、島の人は食べないという。とにかく潮風のあたる珊瑚礁の上でも菌類が自生できることだけは確認した】
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COMMENT
夢の夢
自給自足は難しいですかね。小宝島のサンゴを利用して何か特産品になるものを作れないでしょうか。本州でトマト栽培にサンゴで使っている方がいるというのをネットで見たことがあります。小宝島だとサンゴはたくさんありそうですし。植物が早く育つのを利用して何かできそうな気はするのですがどんなものでしょうか。もし晴天率がよければお山の上に天文台を作る、世界にここにしかいないトカラハブ園を作るとか(中之島のマネっぽいですが)色々妄想しております。としま船内でも見かけた「子宝の塩」はかなり販路も広がっているようですね。
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