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尖閣列島

コメントで、尖閣列島問題をどう思うか、という問いかけがなされていた。この問題、まともに考えだすと健康によくない。
国辱的な弱腰外交…、日本の政治は堕ちるところまで堕ちた…。そうみなせば話は簡単である。

だが、その前に、基本的な事実関係が分からない。

ビデオ映像があるという。

ならば、サワリの部分だけでも公表したらいい。国際紛争の発端が“可視化” される、世界史でも画期的な事例になる。

与党のなかにも可視化に熱心な人がたくさんいるはずだが、なぜ、そうならないんだろう。本当のことを表ざたにすると困る事情があるに違いない。


中国側に遠慮して…ということになっている。

とすれば、やっぱり“弱腰外交”。


しかし、どういうところで、どんな風の配慮を強いられているのか、その辺のところがサッパリわからない。



この件に絡んで「レアアース」 という言葉が飛び交うようになった。どんな種類の鉱石なんだろうと思っていたら、これまで「レアメタル」 と呼んでいた、いわゆる希少鉱物の総称らしい。


テレビの報道などを気をつけて見ているが、いままでレアメタルで済ませていた物件の呼称をレアアースと変えなければならない事情の説明がない。はなはだ迷惑。

そんな細かいことにこだわっている場合か…と叱られそうだが、やはり古い日本人としては気になって気になってしかたがない。

分からないことだらけの世のなかで、このくらいのことは分かるように説明して、何の不都合があるのだ!


もともと“とよあしはら瑞穂(みずほ) のくに” は“言霊(ことだま) のさきはふ” ところであった。ヤポネシアの国に住まいをなしていたのは、ものの名を気安く呼ぶのさえはばかる、独特の知恵と感性に恵まれた人たちだった。

私が幼かったころ、農林省が農林水産省、略して「農水省」になった。嫌な気がした。おとなたちは何か汚いことを企んでいるのではないかと疑った。

今では「厚労省」、「文科省」 などとも言う。役所が余計な仕事をして、真面目な国民の邪魔をしないという気構えを示すというので、改革を断行すると称して省庁の名称が改悪された。

このころは存分に年をくって、もの心がついていた。ああ、これで日本は滅ぶ…と思った。その後、このときの不吉な予感通りの成り行きになっている。


この件にかんして、ドイツ語は言葉をいくらでもくっつけて、どんどん複合語をつくっていて、それでうまくやっているではないか…という人がいた。


ドイツ人はそうしてきた。しかし、日本人はドイツ人と違う。

ご先祖さまたちが偉いのは、世界の勢いのいい流れと別の独自の文明を築いてそれなりに生きてきたこと。そのなかでカント、ゲーテ、ベートーベンなしで独自の思想芸術を紡ぎ、開国後は異文化の遺産を見事に消化して世界に伍してきたことだ。

ローカルに徹して、気がついたらそれで世界史の一部をつむいでゆく力をつけていた。

言語は論理性を欠くと言われる。しかし、日本語は理屈をもくるみこんでしまうすぐれた感性に支えられていた。背後に、独自の美意識と倫理観があった。

黙っていても通じあうところがある。さいきんハイカラな夫婦の間では「愛してる」 と言い交わすようになったらしいが、それで離婚が減ったという話は聞かない。


新しい言葉をつくるのはいわば必要悪。悪は悪だが、生の外国語をカタカナで表記してそのまま取り込むのよりはましであろう。

ご先祖さまは、とうの昔にこの問題にカタをつけていた。昔の人が言語能力が高く、幕末から明治にかけて洪水のように新しい思想・言語が流入したとき漢語をあてて日本語に置き換えることでさばいた。

いまさら新語をみだりにつくったり、子どもの積み木細工みたいに言葉をくっつけたりする必要はないのだ。




……また、脱線した。沖縄県の尖閣諸島まで戻らないといけない。

尖閣列島の近くに石油が埋蔵されているのが見つかったという話を聞いたのは3,40年前のことだった。急に中国が横やりを入れ出したということもそのときに聞いている。あとで台湾も名乗りをあげたらしい。

要するに、うかうかと日本の領土と認めてしまって、そのつもりで何の不都合もなかったが、事情が変われば話は別…ということか。 

こんな無茶は今どき通用しない。政府も「尖閣諸島に領土問題はない」 とくりかえす。それを世界に認めさせるのは難しいことではないだろう。


だから、事件を聞いたばかりのころは楽観していた。日中首脳の間では裏で話がついていて、しばらく騒動させてほとぼりが冷めるのを待っているんだろう…。

と思ったらどうにも雲行きがおかしい。このままでは本当に屈辱外交か。



しかし、考えてみると屈辱外交は今に始まったことではない。

戦後日本の外交はアメリカの指示示唆で動いてきた。ウソだと思うなら日本の国是であるはずの非核、核拡散防止にかんする国連外交を振り返ってみれば歴然とする。

うんざりするぐらいアメリカの言いなり。「世界唯一の被爆国」、「非核三原則」 などという日本独自の立場は国連外交では片鱗も見られない。日本にたいする世界の認識はアメリカの腰ぎんちゃく、核拡散推進国。

佐藤栄作という昔の首相は、そんなことばかりもないんですよ…と言ってみてノーベル平和賞をもらった。それも真っ赤なウソだった。


それで、切腹もお家断絶もないのが戦後のニッポン。世界から相手にされなくてもやむを得ない。

ひょっとしたら、今回の外交課題も中国では日中関係の問題ではなく、米中関係として扱われているのではないか? 


それにしても、アメリカがどう考えているのか、どのようにかんでいるのかも分からない。

安保条約絡みの立場としても、無関心ではいられないはずだ。まさか、軍艦を出動させたくてウズウズしているわわけでもないだろう。


もしそんな事態になれば、弱腰も軟弱も吹っ飛ぶ。 日本は平和憲法をボロ雑巾のようにかなぐりすてて、アメリカといっしょに交戦国になってしまう。


そうさせないためには、どうしたらいいのか。

日本は原点にもどって国土防衛、国土保全に専心するほかない。

沿岸警備は大事である。相手は中国だけではない。小宝島など武装難民のボロ船一隻でも漂着すれば、簡単に乗っ取られるだろう。


しかし、沿岸警備を強化するのは割と簡単なことだ。海上自衛隊、航空自衛隊を発展的に解消して海上保安庁に編入すればいい。

世界最強のコーストガードができる。操業中の日本漁船にマンツーマンで護衛をつけられるかもしれない。


ついでに陸上自衛隊は災害救助と国土保全に機能と装備を特化する。

日本は世界に冠たる災害常襲地だ。それに国土のほとんどは山岳地帯。国土の均衡ある発展のためには生産活動を絡めた森林開発、環境保全が必須である。土壇場になれば世界最強の山岳ゲリラが編成できそう。


人と資材があまって困ることはない。世界中の被災地を助けにいけばいい。

村営フェリーが欠航、抜港するたびに思うことがある。自衛隊がアメリカの戦略に組み込まれた結果、装備しているという揚陸艦が加勢に来てくれないものか…。

この軍艦なら接岸の必要はない。沖合いに停泊して、艀(はしけ) のかわりに艦載のホバークラフトで人と荷物の積み下ろしをする。それで間にあわなければ、ヘリコプターもある。


憲法に違反している無用の組織、精力、それと装備を国土保全と民需に生かす。さらには国際貢献にも一定の役割を果たす。

自国の国土を自ら本当に守る気概があれば、弱腰も、軟弱もありえない。

自ら攻撃をしかけることは絶対ないが、うかつに手出し出来ない国になればいい。日本を滅ぼすには、核兵器で地球もろともふっ飛ばすしかない…という認識が世界に広がっていくようにしないとならない。


これには、国民が永世中立、専守防衛の気構えをしっかりもつことが前提。この立場と志を世界に向けて高らかに宣言明示し、行動に移していけば、アメリカ、中国などの覇権国家も横着な振る舞いはできなくなると思うが、どうだろうか。






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COMMENT
初めまして^^
おっしゃる通り
政治家は何を目指して政治家になったのでしょう?
おしゃっている事が実現されたら、日本も少しは正常化するでしょう
そうして、お金をばら撒くだけでなく本当の意味で、諸外国に貢献できる
強いては世界平和に繋がる事だと思います
こうやって、国の行く末を案じている方が沢山いるのに、何故、良い方向に日本は動いていかないのでしょう
とても悲しく思います
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