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テラ

∇…086    これが小宝島のテラです。つまり、お墓のこと。七島正月の元日、新暦1月4日に撮影しました。 
敬愛するT先生へ。ご注文の品でございます。ちょっとピンぼけ。腕も悪いがカメラも悪い。

悪いというよりも壊れてしまったんです。潮風にさらして、あちこちにぶつけたり、落としたり、蹴ったりしたら、いつの間にかボケるようになりました。持ち主といっしょ!?

今の段階ではボケていて、ちょうどいいのかもしれません。私ごときが民俗の世界に足を踏み入れるなどというのは、畏れ多い。せめて、下知していただければ下働きぐらいはできるかもしれない。駆けだしの段階で不足が目立つのは考えようによっては悪くないことで、次からは少しずつでも良くなる仕掛け。

写真はテラの全容ではありません。あと、3分の2ほどが視角の外。自然林が周りを囲んでおり、ここもテラの一部だとすれば、ほんの一部分になります。

墓石は新しいものと古いものがまじってます。刻まれた姓はすべて「岩下」。生え抜きの島びとはみんな岩下を名乗ります。


追記)お参りはしなかった。黙してたたずむのみ。私の郷里・薩摩半島では、知らない人の墓にお参りするのを控えるタブーがあった。宿の女将に聞いたら大隅でもそうだったという。

敬意を払うな、無視しろ、とも教えない。おかげで中途半端の気分。それなのに、あたりの空気にはよそ者を排除するとげとげしさはない。どことなくなごやかな雰囲気であった。

トカラでは他の島でも墓をテラという。本殿も庫裏もない吹きっさらしの寺。坊さんもいない。30年ほど前に中之島、平島を訪ねたときは「ティラ」と、発音する年寄りもいた。
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風習
自分が小学校で加計呂麻島にいたとき,お墓を指さしたら差した指をかんで歳の数だけ回らなければいけないと地域のお年寄りから教えられたのを思い出しました。この奄美の風習も,薩摩や大隅の知らない人のお墓にお参りしないというのも亡くなった人に敬意を払う風習だったのかもしれませんね。人は必ず死に向かい,お墓に入る。さらに,連綿と続く命は先祖からの授かり物。だからこそ命を大切にし,祖先を敬い,死者に敬意を払う。こういうことは昔は親や地域社会が教えてくれたこと。今の子供たちはどれくらいそれを知っているのでしょうか。自他の命を粗末にする現代社会のお粗末さについて考えさせられました。
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