じじらぎ

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閑居

連休の間、閑居した。不善も善もなさない。
小人が閑居したら不善をなすのが通り相場だが、老いの身では不善も悪事もかなわぬ。

ここ数日は機械をいじって日を暮らした。

機械いじりといっても、むずかしい工作に及ぶわけではない。 鹿児島から運び込んだ古い増幅器(アンプ) とでっかい拡声器の箱を部屋に据えて、今どきの機械につないでみる。


アナログとデジタルの接続。 

アナログといってもただものではない。30年はゆうに経った代物。アナクロ(時代錯誤) と言った方がいい。

拡声器につなぐコードはプラスとマイナスの二通りある。昔も今も同じ。これを間違わなければ、音は出る。



結構いい音が出る。 

…ということで、この作業にかかずりあうと終わりが来ない。


音の仕掛けを大掛かりにすることで発見もあった。

20年ほど前に小沢征爾が斎藤記念オーケストラをロンドンのアルバートホールで指揮したDVDをかけてみた。

なんと、これが絶品。前に何度も再生したはずだが、今ほどいいとは思わなかった。にわか仕立ての楽団で練習する時間もろくになかったはずなのに、それがいい。

贅沢な話で、この年のチャイコフスキー・コンクールで最優秀賞に輝いた諏訪内晶子さんが、第一バイオリンのその他大勢に混じって弾いている。コンクール史上最年少で、まだ18歳だった。

あと、オペラのDVDもこの機械にかけると臨場感がある。 そんなこんなで、日は短い。



あと、暗くなるのを待ちかねて泡をふく。焼酎なんぞかっ食らって、独りブツブツ。蟹が泡を噴くごとくブツブツ。


東北の大震災のことなどを毎日くよくよ考える。

現場にギリギリ近づいてみたい…と思ったのは使命感があったわけではない。テレビの断片的な報道のくり返しや訳知り顔の解説では本当のことが見えてこない。

ズバリ申せば、原発事故を敢えて過小に伝えようとする意図がありあり。こんなんじゃ、かえって余計な心配をする。

しかし、情けないことに現実は心配通りのことか、あるいはそれ以上だった。



最初、政府の公式発表もNHKの報道も「関東東北大震災」 と言っていた。違和感があった。

確かに首都圏でも被害が出た。しかし、東北にくらべれば問題にならない。実際に被害に遭われた人たちには申し訳ないが、些少な被害と東北の大災害・大事故を一緒にする感覚は許せない。

しばらくして「東日本大震災」 という呼び名に変わった。

それは、それでいいけれども、自分はうっかり東北大地震と呼んだりする。要するに関東がつかなければ、東北でも東日本でもいいのだ。



忘れてもらって困るのは「関東」 も「東北」 も気安く言あげできないという状況だ。

東北はまだまだ大変だ。 関東はこれから。

大正時代の「関東大震災」 に匹敵する大災害がいずれ来る。「関東」 の文字は第二次の「関東大震災」 のためにとっておかなければなるまい。

政府の委託研究では、今回よりもずっと小さいマグニチュード7.3程度の地震でも東京で1万1千人が犠牲になり、85万戸の建物が倒れるという。その時になって「想定外」 などとは言うまい。


菅首相は浜岡原発をすべて停止させるよう中部電力に勧告したという。まっとうな判断だ。そうだけれども、今ごろになって…という思いを抑えがたい。

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