じじらぎ

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鹿児島航海記

≪往路≫
∇…入港004    上りの船は定刻より5分早く入港した。

∇…口之島1428    海は凪いでいて、船は滑るように進み、休まず急がずひたすら北にのぼる。午後2時28分、最後の島・口之島を出港。山波は雨ともやでかすんでいた。

∇…接岸前20時40分    午後8時40分、接舷にそなえて船はスピードを落とす。街の明かりが迫る。月齢は6.3、上弦の一日前。

∇…接舷前023     いよいよ接舷。
  



≪帰路≫
∇…離岸2353     出港の定時は午後11時50分。タラップはその前に外し、定刻には岸から離れている。

∇…零時1分063   日付が変わって14日午前零時1分。船首はきっぱりと南に向けられた。海は油を流したような凪。

∇…中之島067    午前6時55分、七島灘は雨が降り続いて止まない。中之島に迫るとカツオドリが飛び交っていた。

∇…070   同11時3分、悪石島から小宝島へ向かう海域。海面すれすれを飛んでいるのはミズナギドリか?

ここらあたりは生物分類の大区画・渡瀬ラインが洋上を走っている。そこで一句。

……雨けぶる 渡瀬の海に 蛾の渡る


往路、歯の痛みを忘れるために俳句らしきものコネあげることを思いついた。心得はまったくない。鹿児島市で句作の手引き本を買うつもりが、何やかやで、それも忘れてきた。

でたらめの我流。我流の句の手始めに蛾をよむ。

いくつか作ってみて川柳と区別がつきにくい傾向があることにい気づいた。人間が素直でないから、ついそうなるものらしい。

なかでこの句はまだ素直な方かもしれない。悪石を過ぎたところで甲板に虫が飛びこんできた。見ると黒っぽい蛾。

蝶の渡りを一度見たいと思っているが、叶わないまま、想定外の蛾の一匹だけの渡りに遭遇する。蛾も遠くまで渡るものらしい。

∇…082   正午過ぎ、島影は小島。右手に小宝の島影が刻々と迫ってくる。入港は定刻より10分早かった。   
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