じじらぎ

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半夏生

きょうは2日、半夏生(はんげしょう)。

ハンゲというのはまむし草のような立ち姿で地面から鎌首をもたげるカラスビシャクのことらしい。天地はまだ毒気に満ちている候とか。
南九州本土が奄美トカラを通り越して梅雨明け宣言をしたのが4,5日前のことだった。それから台風5号がかすめた後、梅雨前線が再び南に下りてきて「梅雨のもどり」 ということになった。

小宝島は月末の2日間はカンカン照りの晴天になった。ようやく湿気が抜けたと思うまもなく1日が雨。

台風が湿気を含んだ雲を連れてきて、訳のわからない天気になってしまった。草も木も戸惑っている気配。

塩害もあった。庭や裏の畑のものが息を吹き返すのには、あと少し時間がかかりそう。

……神々の 黙して荒らぶ 野分かな



南原(はえばる) 牧場の方に行くと、牛といっしょに餌をついばんでいたアマサギ30羽ほどの姿が見えなくなっていた。

スイゼンジナ(はんだま) の花の時期が山を超したと思ったら、アサギマダラもいなくなった。


白鷺も、島にすみついてしまったようにみえる華麗な蝶も しばらく留守にする。 小宝島はいつ梅雨が明けたか分からないまま、夏に突入した。


きょうはパパラギの庭でウスバキトンボを1匹見た。本土ならアキアカネに相当する島の赤とんぼ。 秋を連想するが、島の季節の移り変わりは少し趣が違う。

前にも述べたが小宝に四季はない。二季だけ。短い冬があって、あと春夏秋がいっしょくたになった冬でない季節。


小宝島のトビウオは、ことしも不漁のまま漁期が過ぎた。


……夏の犬 老いさらばえて 草を食む

……草食んで 我もまからむ蛇の道



ことし18歳になるという婆犬のサンは、今まだらボケ状態。食欲だけが残っている。

先日も、間違って道路に這い上がってきたエラブウナギ(エラブウミヘビ) に飛びついて頭を食いちぎろうとした。

人間の勝手だとは思うけれども、サン婆の殺生も制するようにしている。

爺とふたりヨタヨタ散歩の道では毒蛇や鳥の姿を見ることがある。長いものや飛ぶものを見ると、サン婆の目は異様な光をおびる。耄碌しながらも野性がよみがえる。


しかし、体は言うことをきかない。 道端の草をかじっている姿の方がサマになる。


爺は健康上の理由と島の食糧事情のせいで、基本的に菜食である。ただし、サン婆と一緒で、気分は決して「草食性」 ではない。 因業をひきずりながらも、草を食む。


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