じじらぎ

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台風一過

★s-_MG_0042    5時54分、いつものところから望む日の出。波はようやくしずまった。海の水面だけ見ると何事もなかったようだが、底はかなりかき回されているに違いない。 

島はぞっぷり塩漬け。野菜、果樹だけでなく自然植生もしおれて、以前と変わらぬ色艶をしているのはアダンなど一部の種だけ。


★s-_MG_0030   18歳になるサン婆は塩害もどこ吹く風。一時は死にかけていたのが、なぜか元気になった。

耳はまったく聞こえない。視力もない。吠える習性もとうの昔に忘れてしまって、事実上は盲聾唖の三重障害。ヘレン・ケラーのような婆さん。

ただし、犬のヘレンはまだまだ修行が足りない。

落ち着かない。いつでも駈けだしたくてたまらない様子。腰がまともに立たない半病人の爺が“盲導”“聾導” をつとめるが、リードの端を抑えるのに必死。


婆のやんちゃに付き合うと息が上がる。転ぶな…というお医者さんの戒めを守りきれそうにない。思い切ってリードを離して、自転車で追っかけて行くことにした。


幸い、小宝島は全島がバリアフリー。どこまで行っても平らで、坂も段差もない。婆はコンクリート舗装道のほぼ真ん中を踏み外さずに疾駆する。

転びそうで転ばない。

道を横断する側溝に鉄の格子で蓋をしたところにさしかかると、見えていないはずなのに絶妙の間合いでヒョイと飛び越す。


なぜこんな芸当ができるのか? 長い間不思議に思っていたが、鼻を舌でなめて湿している姿を見て思いあたった。どうやら鼻先で風を感じているらしい。

それにしても、いったん行方不明になると捜しようがない。呼んでも聞こえないし、仮に聞こえたとしても返事をする習慣がない。

ウンともスンとも言わない婆の迷子対策として首に鈴をつけるのを思いついた。ハブ除けになるのかどうかは分からない。 



★s-IMG_0055      ついでに朝の風景、もう一つ。人の気配がほとんどなくなった島に人がいた。

分校前の公園。分校の子らは夏休みでほとんど島を出ている。 ラジオ体操の参加者は生徒ひとり、先生ふたり。これで欠席ゼロのフルメンバー。
 

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http://ameblo.jp/252400
サン、凄い!長生きですね。
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