じじらぎ

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1週間遅れの文化祭

コメントで京都のFJさんからご質問があった。 小宝島の文化祭は4日のはずだったのが、どうして10日に延期したのか…という。

ひとまず、分かりません…という横着な返事をしておいた。 「すごく気になる」 と仰るFJさんの気持ちが分かったのは2,3日後になってからのことだった。


まさに炯眼である。 にわか仕立ての官営記念式典が、年間計画で準備を進めていた島民手づくりの文化祭の日程を動かしたという現実。 遠い異郷で、それを見抜いていた人がいた。



60周年記念式典が来年の2月4日に行われずに、鹿児島市のおはら祭りの日程に合わせて繰り上げられた理由について役場には聞いたことがない。 聞いても納得できる答えは期待できないであろうから、聞かないまま。

要するに、あまり難しいことは考えないで、賑やかにやればいい…ということか?

品の悪い勘ぐりだが、式典の中継を見て勘ぐりをさせる方にも責任の一半はあると自らを慰めた。 

十島村本土復帰60周年記念式典については、テレビ中継を見た印象について前に語った。


ひと言でいえば心のこもらないお座なりのセレモニー。 役場だけ本土復帰した十島村はやるべきことを先延ばしにする習い性となった。 ただ、それでは間がもたないので、その場限りのイベントや派手なパフォーマンスに身を入れる……。

……考え方が偏屈になりすぎたかもしれない!?  年はとりたくないものである。 



実際におはら祭りの踊り連に加わり、その後の式典、祝賀会にも列席したパパラギの女将が5日小宝島着の船で帰ってきた。 

その報告を聞いて、耄碌爺ぃの偏見を少しでも改められたらと期待した。 残念ながら、十島村の風土病とも言える僻み根性がいささでも治癒されることにはならなかった。



祝辞は代読だらけだった。  

普段は先端技術ブームに中途半端に乗った液晶画面でしか偉い人たちの挨拶を聞かされない十島村民。 女将はうかうかと誘いに乗ってわざわざ鹿児島市まで出向いて、代書された代読をジカに聞かされる羽目になった。 ナマで体験をした分だけ白けて戻ってきた。 


代理出席だらけのなかで、参議院の副議長は本人が出席しているように見えた。 紹介はされたようだが壇上にあがらない。 画像が悪くて、見間違ったのかもしれないと思っていた。 

女将に確かめると、やはり本人が出席していた。 開会間際に独りで会場にかけ込んできて案内を乞うたのでジカに言葉を交わした、間違いないという。


この人、今どきの政治家のなかでは珍しい雄弁家である。 自民党政権の厚生労働大臣としてもいちおうの仕事をした。 挨拶させれば空疎な決まり文句の羅列ではすませないかもしれない。 

わざわざ本人が出向いてきたからには、“手土産” の一つや二つ、用意があったのかもしれない。 惜しいことをした。


なにか事情があったんだろうか。

それともセレモニーずれした十島村役場は、実質的な意味のあることを本能的に避ける習性を身につけてしまったのか? 



本土復帰60周年に際して表彰があった。 それぞれに功績のあった人たち。 結構なことである。 

しかし、今回の式典では表彰を軽く流した気配。 表彰されながらバツの悪そうな顔をしている人もいた。


なんとしても漏れが多すぎた。

20年、30年前までさかのぼってトカラの島々に身を呈し医療、福祉、文化、学術などのいろんな分野で貢献した人を挙げるとキラ星のごとき群像が浮かび上がってくる。 

ほとんどがご存命で、今なお現役の人もいる。 


全部壇上にあげたら大変なことになる。 ひとまず今回はこうなったということか。 


施政権が日本に戻されて、程なく村役場だけが島から引き揚げて物理的にも「本土復帰」 した。 そんな役場にとって、島々に通いつめ島民の生活の現場でともに汗を流した人たちは、なじみにくい異人種として敬遠されるようになった、ということでは断じてあるまい……。

トカラの島々に深くかかわり島民に近づき過ぎた人ほど村役場から冷遇される、そんなことは断じてあるまい……。  

……耄碌がすすんで、このごろは妄想がはげしい。 



さて、話は島の文化祭のことだった。 

60周年記念式典が3日なら4日に島の文化祭をやっても支障はないではないか、と考えてはいけない。

式典会場の鹿児島市と小宝島を結ぶ船便は1週間に2便しかない。 航路距離にして約320㌔、所要時間およそ13時間。 飛行機なら太平洋を越えてアメリカまで行ってしまう。

式典に出た人が島に帰ってくるのは、どんなに早くても5日以降になる。 やむなく文化祭が文化の日から遠くなる始末になった。 


文化祭が1週間延ばされて、出品の締め切りも延ばされた。 

夕方になって、分校の先生がふたりやってきて、何か出品はありませんか…と催促する。 

この件では2度目のご足労。 手間ヒマかけた手づくりの催しなので協力したいけれども、今はどうにも気が乗らない。 ひょっとしたら引きこもりの傾向まで出てきたのかもしれない。 


 
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