じじらぎ

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また村議会、というより、まだ村議会

このブログの日付は止まることが多い。 こわれた古時計!? あるいは、刻(とき) を忘れたブログ!? 

……と、気取るほどのことではない。 正直に言えば、ズボラのせい。


舞台裏を明かすと、日付が冒頭に示されるFC2お仕着せの書式にひきずられた結果である。 その日にあったことを記録する建て前にしたがえば日付はなかなか進まない。 

暗くなるのを待ちかねて焼酎なんぞかっ食らう。 いつのまにか轟沈して、意識をとりもどすのは日付が変わる寸前。 それから書けば最新の記事がきのうの話になる。   
 

村議会のことは忘れようと思ったが、やっぱり気にかかる。 26日未明になって、おとといの日記のつづきを書く。 


諏訪之瀬島の裏港と平島の裏港の工事の入札価格について議論があったことを記録にとどめた方がいいと思った。 

        …………念のため、裏港というのは普段に使っている港を本港、あるいは表の港と呼ぶとすれば、それにたいする港。      島の反対側につくられ、天候が悪いときの接岸を保証するための補助、バックアップをつとめる。 小宝島にはない。


問題にされたのは諏訪之瀬島の裏港の工事は、かなり高い値段で落札され、平島の方は予想よりずっと安い値段になったこと。 

高い方の内訳をみると、生コンクリートのリューベ(1㎥) 単価がこれまでの3~4倍で計算されているという。 


建築資材の値段はいろんな要因が重なって変動する。 工事期間も天気次第で思いがけず費用がかさむことがある。 

昔、ある町の議会を傍聴していたら、談合を疑う質問に町長はこう答弁した。 「公共工事は建設関係は3割、土木は5割ほどの利幅を見込んでいる。 それが常識」。

あとで土地の土建業者に聞いたら否定しない。 自ら「ドケンどろぼう」 と称して苦笑する。 どろぼうに近い利幅を公共工事で確保しておかないとやっていけない事情もあるらしい。


十島村議会では「リューベ単価3、4倍というのは一般常識では考えられない」 という発言があった。 確かにそんなベラボウな話は聞いたことがない。
  

「常識」 は二通りあった。 施主(行政) と業者だけにしか通用しない「業界常識」 と「一般常識」。  

業界常識を全否定するのは勇気がいることだろう。 かといって一般常識が物を知らないしろうとのたわごとみたいに扱われる世の中は間違っている。 その意味では十島の村長さんもしろうとであってほしい。



安すぎる工事については、手抜きになる恐れはないのか…との質問が出された。 

当然の懸念である。 

ただ、請け負った業者についてはたまたま間接的に知っていた。 無茶なことはやらないはず、やらないでほしい、と思った。 これは情実がらみの願望。


気にかかったのは、役場の担当課長の答弁。 コンクリートの強度検査については担当職員に何度も研修させ、業界からも指導を受けている。キッチリやるので間違いはない…と断言する。

その言やよし。 役場はできることを精いっぱいやる。 それしかない。 

しかし、果たして胸を張って間違いないと言い切れることだろうか?


何年前だったのか忘れたが、岩波書店の月刊誌「世界」 にコンクリート工学会の会長が書いた論文があった。 コンクリートは生コン段階で専門家が現場に立ちあって点検しない限り、適切なつくり方、扱いがなされたかどうかは固まってからでは分からないという。 

さらに、確かな検査の出来る専門家は行政にはおらず、ゼネコンの技術者に検査をゆだねている情けない現状がある、とも。  

出来あがりの品質のバラツキはひどいらしい。 ねじれ、引っ張り、圧縮などにたいする剛性や経年変化への耐性などを総合すると、ざっと20倍の差がでてくるという。 それが専門家でも外見では分からない。


以上はすべて、あいまいな記憶。 確認するために「世界」 のバックナンバーを調べてみた。

2003年12月号までさかのぼって、あきらめた。 この月には「巨大地震に備えるとはどういうことか」 という特集があったが、目次を点検しても目当ての記事は見当たらない。 またもズッコケ、骨折り損。

しかし、転んでも、ただで起きてはならぬ。 そこで拾った「石」 は、行政の地震対策についての提言だった。 

「やりやすいところからやる」 のではなく「困っている人から先に助ける」……。 震災対策だけではない、港の整備でも忘れてはならない大事な心がけだろう。 

十島村では精神的な遺産として「汽船も亦(また) 道路なり」 という句を語り継いできた。 昭和7年にさかのぼる話だが、いまなお反故にできない現実がある。 この句に合わせて上記の認識も胸に刻んでおきたいと思う。


面白くない話を長々とした。 ともかく、2011年11月の十島村臨時議会ではそれなりに真剣な議論がなされたことを報告しておく。  


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